「音楽や映画の音量を気にせず楽しみたい」
「電車や車、工事の音がうるさい」
「ペットの鳴き声が外まで響く…」
こんな悩みを抱えていませんか?
そこで、この記事ではそんな悩みを解決するために
- 窓から騒音が漏れる2つの原因
- 窓の防音対策に有効な3つの方法
- 簡単にDIYできる防音対策3つの方法
を分かりやすく紹介していきます。
この記事に書かれている防音対策を行うことで、「自分の時間に没頭して最高のひと時を過ごしたい」という欲求を叶えられるかもしれません。
ぜひ最後までお読みください。
とはいえ、時間もないし「とにかく一番効果のある対策をしたい」という方は、
防音の切り札「二重窓」をおすすめします!
二重窓とは、既存の窓の内側に新しく設置する窓のことをいいます。
二重窓にすることで防音効果はもちろん、断熱効果や結露抑制、防犯対策にもなります。
まずは無料見積もりで相談しましょう!
窓から騒音が漏れる2つの原因
サッシのすき間から音が漏れること
サッシとは、窓ガラスがはめ込まれている外枠の部品のことをいいます。
窓から騒音が漏れる1つ目の原因は、サッシのすき間から音が漏れることです。
サッシの下には、わずかにすき間が空いています。
窓をスムーズに開閉するための戸車がサッシの底辺に付いているためです。
サッシのすき間の音を伝える空気の通り道こそが騒音の一番の原因です。
サッシに戸車が付いている以上、騒音が漏れるのは仕方ありません。
二重窓の設置や、防音テープで対策できます(後述しています)。
窓ガラスが音を通すこと
窓から騒音が漏れる2つ目の原因は、窓ガラスが音を通すことです。
ガラスは空気の振動によって音が通過してしまいます。
空気の振動により伝わる音は物質が厚いほど遮音されますが、窓ガラスは薄いので音を通しやすいです。
後述している窓ガラスを防音のものに交換するで対策を紹介しています。
【プロに任せる】窓の防音対策に有効な3つの方法
二重窓
1.二重窓を設置する
二重窓とは既存の窓の内側に新しく設置する窓のことをいいます。
窓の防音対策に有効な1つ目の方法は気密性能の高い二重窓を設置することです。
気密性能とは空気が漏れない性能のことをいいます。
二つの窓の間にできる空気層で、室内外に伝わる音を反射させて軽減してくれることが有効な理由です。
音を反射させて小さくする仕組みは車のマフラー音や銃声音の軽減でも使われています。
例えば、銃声音は発弾して音が外に出るまでにいくつもの小さな部屋を設け、音を反射させて小さくしています。
また、気密性の高い二重窓にすることで、音の伝達を担う空気の通り道が狭くなるので防音対策に有効です。
気密性の高い二重窓は、サッシの高さが普通の窓より低い位置にあるのと、重なる2枚の窓のすき間が狭いためです。
また、二重窓のサッシは防音性能の高い樹脂素材が使われていることが多いです。
二重窓の防音の効果がわかったところで、「二重窓を設置すると他にこんな良いこともあるんだよ」というメリットを3つ紹介させてください。
メリット1.断熱効果で節電になる
二重窓を設置するメリット1つ目は、断熱効果で節電になることです。
2枚の窓の間にできた空気層が、断熱の役目となり室内の空気が漏れにくくなるからです。
また、二重窓のサッシは熱伝導率の低い樹脂素材が使用されています。
一般的なアルミ素材のサッシより高い断熱効果が期待できます。
そのため、室温が外気温に影響されにくくなりエアコンなどの電気代を抑えられ節電になります。
メリット2.結露を軽減できる
二重窓にする2つ目のメリットは、結露を軽減できることです。
結露とは、室内の暖かい湿った水蒸気が冷やされることで水滴が発生する現象です。
二重窓の断熱効果によって空気中の水蒸気が冷えにくくなります。
そのため、二重窓で室温の低下を防ぐことで結露を軽減できます。
結露はダニの発生やカビの原因になるので対策として二重窓はおすすめです。
メリット3.防犯対策になる
二重窓にする3つ目のメリットは、防犯対策になることです。
泥棒は侵入に時間をかけたくないからです。
泥棒の気持ちを考えてみると
「二つの窓を壊して侵入するのは手間がかかるな、くそー」
と嫌がる様子を想像できませんか?
警視庁のデータによると、侵入にかかる時間が増えるにつれて犯行を諦めることがわかっています。
侵入するのに2〜5分かかると50%以上が諦めるそうです。
窓が二重となると壊して侵入するのに2倍の時間がかかるので防犯対策になるといえます。
また、警察庁の「令和4年刑法犯に関する統計資料」によると、住宅を対象とした空き巣の侵入方法のうち34%がガラス破りでした。
ガラス破りは無締まりに次いで2番目に多い手口です。
無締まりとは、鍵のかかっていない状態のことです。
家を出る時に忘れず鍵をかけている人は、まず、窓を対策するのが良さそうですね。
二重窓は防犯と防音をまとめて対策できるのでおすすめです。
2.サッシを交換する
窓の防音対策に有効な2つ目の方法はサッシを交換することです。
サッシが劣化して気密性能が低下している可能性があるからです。
気密性能が低下していると音漏れの原因になります。
音を伝える空気道が空いてるということだからです。
サッシの寿命はメンテナンスにもよりますがアルミ素材のサッシで20〜30年、樹脂素材のサッシで30〜50年が目安になっています。
窓が開きづらくなっている場合は劣化している可能性があります。
サッシを交換すると防音効果が高まるかもしれません。
防音性を重視して交換するなら気密性に優れた樹脂素材がおすすめです。
3.窓ガラスを防音のものに交換する
窓の防音対策に有効な3つ目の方法は窓ガラスを防音のものに交換することです。
防音ガラスには、振動抑制効果の高いものが使われています。
防音ガラスとは、2枚のガラスで振動抑制効果の高い膜(特殊制振フィルム)を、はさんだ合わせガラスのことです。
繰り返しになりますが、ガラスは空気の振動によって音が通過します。
なので、振動を抑えるフィルムを2枚のガラスの間に、はさむことで防音になるのです。
しかし、自分の防音したい音を防ぐには、ただ交換すればいいというわけではありません。
ガラスの厚さ選びも重要だからです。
前述で、空気の振動により伝わる音は物質が厚いほど遮音されると紹介しましたね。
ですが、ガラスは厚ければ厚いほど防音効果があるというわけではありません。
ガラスの厚さによって、通しやすい音があるからです。
ガラスが薄いと高音を通しやすく、厚いと中低音を通しやすいです。
自分の防音したい音域に合わせてガラスの厚みを決めるといいでしょう。
以下の記事で防音したい音で選ぶガラスの厚さについて詳しくまとめています。
簡単にDIYできる窓の防音対策3つの方法
1.遮音シート
遮音シートは窓ガラスや壁、床などに貼って防音機能を高めるアイテムです。
遮音とは音を跳ね返して遮断する「防音方法」のひとつです。
必要なサイズに切って、様々なところに貼れるので使い勝手が良く便利です。
購入する際は、厚みのあるものを選ぶことをおすすめします。
厚みがあると薄いものに比べて、音を跳ね返す力が強くなるからです。
防音性能と重さの関係で、質量が大きいほど遮音性能は高くなる「質量則」という法則があります。
遮音シートを購入する際は厚みも重視しましょう。
遮音するだけでは音が跳ね返って、さらに部屋がうるさくなる可能性があります。
遮音された音を吸収しないと防音効果は期待できないのです。
なので、吸音材などの吸音効果のあるものと併用しましょう。
吸音とは、文字通り、音を吸収することです。
後述している防音カーテンで対策できます。
遮音シートの価格を実際に楽天市場で調べてみたので、ご参考ください。
半透明の防音シートですと、窓サイズで1枚9000円から販売されていました。
2.防音テープ
防音テープとは窓やドアのすき間を塞いで防音するアイテムです。
窓やドアのすき間にテープを貼ることで、音を伝える空気の通り道を塞ぎます。
音は空気を振動して伝わるので、空気の通り道を塞ぐことで防音性が高まります。
防音テープも上記で説明した「質量則」のとおり、厚みのあるものを選ぶと防音効果が高まります。
また、部屋でエアコンやストーブなどを使用する場合は、空気が外に漏れにくくなるため、節約にもなります。
防音テープの価格を実際に楽天市場で調べてみたので、ご参考ください。
1本100円〜4000円まで販売されていました。
3.防音カーテン
防音カーテンとは、簡単にいうと防音効果のある素材を使用したカーテンのことです。
カーテンの生地の密度を高くしたり、生地を厚くしたりして防音効果を高めています。
防音カーテンには以下の3つがあります。
- 遮音カーテン
- 吸音カーテン
- 遮音と吸音を併せ持つカーテン
遮音カーテンは音を跳ね返す性能があるので、外部からの騒音や、外部への音漏れ対策に役立ちます。
しかし、室内側では跳ね返った音が反響するので、うるさいと感じる可能性があります。
吸音カーテンは、外部からの騒音対策や、室内の音の反響を抑える特徴があります。
遮音と吸音が組み合わさることで、遮音で反響した音を吸音で抑えられるので防音効果がさらに高まります。
つまり、防音効果を1番発揮してくれるのが、遮音と吸音を併せ持つカーテンです。
カーテンを購入する際には以下の2点を満たすことで、より防音できます。
- 厚みのあるものを選ぶ
→質量則が働くから - 窓より大きいサイズを選ぶ
→窓を囲うことができ、空気(音)を通しにくくできるから
注意点は、質量が重くなることです。
レールの耐荷重を確認してから購入しましょう。
防音カーテンの価格を実際に楽天市場で調べてみたので、ご参考ください。
防音カーテンと商品説明に書いてあるもので3000円から販売されていました。
まとめ
この記事では、以下のことを紹介しました。
プロに任せて防音対策する3つの方法
- 二重窓を設置する
- サッシを交換する
- 窓ガラスを防音のものに交換する
簡単にDIYできる防音対策3つの方法
- 遮音シート
- 防音テープ
- 防音カーテン
今回紹介した中で1番防音の効果が期待できるのが二重窓を設置する方法です。
二重窓を設置する際に
- サッシを防音機能の高い樹脂素材にする
- 窓ガラスを防音ガラスにする
という合わせ技を使うとより防音効果を高めれるので、ぜひご検討ください。
以上の3つを実行していただき音の悩みを少しでも解消してもらえますと幸いです。
まずは無料見積もりで悩みを相談しましょう!